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5弦ビオラ製作室 工事中
BGMは Bach無伴奏チェロ組曲6番Prelude(5弦用に作曲された曲)です

J.S.Bach 無伴奏チェロ組曲6番 MIDI 下の曲名をクリック
1.Plerude 2.Almande 3.Courant 4.Sarabande 5.Gavotte 6.Gigue
ヴァイオリン・ビオラと製作し、自分のビオラを弾いてはほくそ笑んでいる。30年前に恩師T先生に選んで頂いた
ビオラも良い楽器だが、「自作のビオラの方が良い音だ!」と一人で決めている。実は誰も「そうだ」とは言ってく
れないのだが、「良いじゃないか自分でそういう風に聞こえるのだから」 実は、顎あてから直接振動が伝わり、
耳元で聞こえる音は自作の方が「良い音」なのだ。それで自己満足しているというわけだ。おかげで買ったビオラ
は知人に貸し出されている。 アンサンブルで、ビオラ弾きが余り、ヴァイオリンが手薄ということがたまにある。
そういう時に5弦ビオラは便利だ。ビオラでト音記号が出てきて、いきなりハイポジションになり音程に苦労する
ことがある。そういうとき5弦ビオラは涼しい顔でE線を弾くことができる。何よりバッハが5弦用に書いた「無伴奏
チェロ組曲6番」にチャレンジできる。そんなことから5弦のビオラ作りを始めた。知人のM氏が使っている「5弦
ビオラ」は大いに参考にさせて頂いたし、それを製作した方にも弦楽器フェアーでお話を伺い、励みになった。
テールピース ネック&スクロール 型&ブロック 脇板 裏板 表板

自作ヴィオラの表板をはがす
注射器で隙間に水を注入し
膠を溶かす。へらを差し込ん
で剥がしていく

棹を取り外す
注射器で隙間に水を注入し、隙間を
少しずつ広げながら膠を緩めていく
へらを差し込んで慎重に剥がす

5弦用の棹を取り付ける
中心部とずれないように
角度の調整を丁寧に行う

ナットの成形と取付
5弦の切り込みを入れる

表板の接着後
指板の成形と取付け

駒の成形と調整
魂柱位置の長さを測定

魂柱の長さ調整

魂柱立て
ほぼ組み立て完了
自作の5弦用の棹を取付け、表板を接着する。自作の5弦用のテールピースを
取付け、黒檀の指版、駒の調整、顎宛を取付、魂柱を立てて 自作5弦ヴィオラ
の完成。昨日ネットで注文した「ヘリコア 5弦ヴィオラ用E線」がクロネコ宅急便
で今日届いた。弦を貼って試し弾き。意外に移弦が難しいという実感だ。相当練習
が必要だ・・・・・・・・・2021.6.15
テールピース  コントラバスの調整をしていただいたあるVn工房の達人M氏から黒檀をいただいた
   

   
                                        完成
ネック&スクロール メープル(カエデ)
   
現職の頃は、職場の工作室を独占し、電動糸鋸等の電動工具を使えたが、今は手作業で工具は
鋸とノミとドリルにヤスリだけ。時間がかかる。
   
スクロールの荒削り             ペグボックス彫り           荒削り終了
   
                           仕上げ間近              だいぶ様になってきました
   
ペグ穴をリーマで調整          ペグの切断     一応完成、ボディに取り付けてから仕上げる
事になる
&ブロック スプルース(マツ)
   
 ビオラより少し小ぶり,胴長38cm ブロック6個           ブロックを膠で接着
   
 カンナで平に           線引きデザイン         ノミで削る
   
                        内型&ブロック完成          押さえ型8個製作
脇板 メープル(カエデ)
  
 脇板準備           カンナがけ 厚さ1.5mmに
 
裏板 メープル(カエデ)
  
2枚に切断             2枚を膠で接着