ギャラリ-Chappyに戻る

音楽室に戻る
ウクレレ修理室
| 長い間、どこかの倉庫で眠っていたというウクレレまであずかった。ヴァイオリン工房の名人M氏に修理を断られたという代物だ。表板は真ん中から割れ、裏板は4箇所の割れ、脇板も継ぎ目が割れている。指板も一部欠けている。ナットも4弦の部分が欠けている。まあボチボチやらせてもらおう。 | ||
![]() 表板の真ん中に割れ |
![]() 裏板上部に2箇所の割れ |
![]() 裏板下部に2箇所の割れ |
![]() 脇板の継ぎ目に割れ |
![]() 指板の一部が欠損 |
![]() ナットが4弦部分で欠けている |
| さあどこから手を付けようか。まずテール部の、脇板の剥がれを修復することにする。ところが、歪みがあって合わさらない。少し削ってピッタリに戻す。これを膠で接着するための押さえ型を作る。試しにクランプで締めてみる。良い感じだ。 |
![]() 脇板の継ぎ目がずれていて合わない |
![]() 合うように少し削る |
![]() ネック側の押さえ型を作る |
![]() こんな感じ |
![]() テール部の押さえ型を作る |
![]() こんな感じでクランプで締める |
![]() 両脇の押さえ型を作る |
![]() こんな感じでクランプで締める |
![]() 欠けたナットをはずす |
![]() 黒檀を胴付き鋸で切る |
![]() 同じサイズのナット完成、左が 欠けたプラスチック製のナット |
![]() ナットを膠で接着 |
![]() 膠におが屑を混ぜる |
![]() 指板の欠損した凹みをおが屑膠 で穴埋め |
![]() 脇板の剥がれた部分に膠を塗る |
![]() 押さえ型を使ってクランプ4箇所 で締めると、バリ!と音がして ブロックがはずれた |
![]() 結局裏板をはがす |
![]() ブロックが取れている |
![]() 割れだらけの裏板 |
![]() ブロックを膠で接着 |
![]() 表板の割れ、裏貼り作り |
![]() 表板の修理、裏貼り |
![]() 裏板修理 |
![]() 裏板・きれいにとまではいかない が4箇所の割れは一応くっついた |
![]() 表板貼り、縦横無尽にクランプ で締める。歪みがあってクランプ を外すと、膠も耐えられずに剥が れる |
![]() アイロンで歪みの修正をこころみ るが思ったようにはいかない |
![]() バイオリンで成功したあの長期作戦 で歪みを直す事にした |